「乳腺外科」なら三井記念病院 ― その理由、読めばわかります!(女性医師も大歓迎)
「乳房温存療法」のパイオニアを生んだ伝統と自由闊達さをあわせ持つ
―先生のご経歴を見ると、母校の大学の医局に入り、関連病院で経験を積んでいる途中で三井記念病院(以下、三井)の乳腺内分泌外科(以下、乳腺外科)に移られました。思い切った決断です。
太田:今の上司である福内敦先生とアメリカの学会でお会いする機会があり、そのとてもフレンドリーな人柄に惹かれるとともに、三井で行われている最先端の乳がん治療の様子をうかがい、ちょうど専門医を募集していたので迷わず応募。幸運にも採用していただけました。
三井の乳腺外科には、乳房温存療法のパイオニアとして知られる西常博先生が率いていた時代があり、伝統に裏打ちされた実力と実績があったので、入職は願ったり叶ったりでした。
―実際に入職してみて、どんな感想を抱かれましたか?
太田:乳がん治療の先端をいく先達がいただけあって、たとえば「超音波検査を使ったリンパ節の診断を検討する研究をしてみたい」と申し出ると、快く承諾してくれる自由闊達な雰囲気がありました。
―臨床研究の論文も書くということですか?
太田:そうですね、私は今も年に何本かは論文を書きたいと思っていますが、思うように時間がとれず、律速段階です(笑)。レジデントの先生方にとっても臨床研究と論文作成は身近。そういう意味で、本当に懐の深い科だと思います。
臨床研究・論文作成を積極的に支援 専門医資格の取得に理想的な環境
―専門医資格を持っていない若い医師にとっては、資格取得に関する情報は、ぜひ聞きたいところです。
太田:症例数が安定していますから、資格取得に最低限必要な条件が確実に整っています。資格取得には論文が不可欠ですが、先ほど申し上げたとおり、自由にテーマを見つけて臨床研究ができ、論文を書く機会も多くあるので、その点でも有利でしょう。
また、臨床研究には他科、たとえば放射線科や病理、腫瘍内科などの協力が必要なケースが多々ありますが、科と科の垣根がとにかく低いので恵まれた環境で研究ができます。
―科と科の垣根が低いと診療もやりやすいでしょう。
太田:そのとおりです。他科の先生のバックアップがあればこそ、患者さんにベストの治療を提供できているのです。
患者を最初から最期まで診られる 一生ものの経験とやり甲斐
―三井の乳腺外科の臨床におけるアピール点を教えてください。
太田:たとえば乳がんで言えば、診断から、治療、手術、薬物療法、場合によっては緩和ケアまで、責任を持って担えることでしょう。
―ほかの施設では、一連の流れを経験できないのですか?
太田:大規模病院の多くでは、担当の細分化が進んでおり、化学療法は腫瘍内科が行う、緩和ケアは緩和ケア病棟の医師が担うなどの体制になっています。若い医師にとっては一生ものの貴重な体験になるはずです。
―患者さんを最初から最期まで診るのは重責ではないですか?
太田:確かに責任は重い。医師の負担が大きいのは事実です。しかし、だからこそ、やり甲斐があるのではないですか?細切れになった一部分しか担わないのでは、医師としてのやり甲斐を感じるのはきわめて難しい。私は今、大いにやり甲斐を感じて日々を送っています。
研究、臨床のいずれでも満足したいという欲張りなあなた!ぜひ、いっしょに仕事をしましょう。乳腺外科は女性医師に人気と聞きました。当科は外科ではありますが、女性にも働きやすい雰囲気。女性医師も大歓迎です。