三井記念の歯科・歯科口腔外科部長インタビュー
三井記念病院の歯科・歯科口腔外科は、初診の患者の予約は数ヵ月待ちで、研修医の受け入れに関しても希望者が殺到する狭き門だそうです。歯科・歯科口腔外科部長の津山泰彦先生に同科の研修内容や研修医採用についてお話をうかがいました。
POINT1 手術から入れ歯の作成まで一貫して学べる
当科では、口腔がん、顎変形症、顎骨のう胞の3つの治療が大きな柱ですが、外科的治療から、機能を改善するための入れ歯の作成まで、ひとりの主治医が一貫して担っています。歯科専門の大学病院などでは、手術は口腔外科、入れ歯は一般歯科のように科が分かれて治療を行いますので、診断から手術の仕方、機能改善まで、すべての過程を効率良く学びたい方には、当科の研修が最適です。
POINT2 三井の総合力のもと他科との連携を経験
総合病院の中にある歯科・歯科口腔外科の特徴は、たとえば糖尿病や心臓疾患があるなど、ほかの疾患を持った人たちの口腔外科的な治療を担う点です。当院には内科・外科とも若く優秀な医師がたくさんいます。彼らと連携することで、一般開業医では処置が出来ない患者さんも処置を行うことができます。当院での研修を経験すれば、将来、他の病院で働くことになった時に、どのような症状の患者さんまで処置が可能か、その安全ラインが自然と分かるようになっていることでしょう。
POINT3 口腔外科のみならず一般歯科も学べます
先ほど、当科の治療の3つの柱をお話ししましたが、実は当科の特色は、歯科のほとんどの分野の治療を手がけていること。通常のセラミック修復、Ni-Tiファイル、虫歯の治療、インプラント、がん治療など、障害児の歯科治療以外は、すべて受け入れています。総合病院の中にある歯科の中でも、ここまでトータルに患者を受け入れ、多岐に渡る治療を行っているところは少ないのではないかと思います。
POINT4 狭き門だからこそ、公明正大!
2022年度より、1年コース、4年コースという2つのプログラムで各1名募集しており、採用においては、筆記試験と複数人が採点する面接の点数のみで、公明正大に決めています。我々は真摯に、そして真剣に採用に当たっています。ですから、厳しいようですが、やる気のない方は応募しないでください。やる気のある方のみの応募をお待ちします。