レベルの高い膠原病リウマチ内科医になりたいあなた!三井記念病院なら、その望みがかないます。 ―望みがかなうポイントを語っていただきました―
■出席者
膠原病リウマチ内科部長/鈴木 暁岳 先生
総合内科科長/峯村 信嘉 先生
内科専攻医(専攻:膠原病)/増田 卓也 先生
POINT1.中堅市中病院にもかかわらず、入院実績は296件

鈴木
当院は500床に満たない中規模の病院ですが、入院患者数も地域の膠原病科としてはかなり多く(昨年度実績296件)、疾患も多彩で、膠原病医としての経験を十分に積めます。昨年度の実績で、外来通院患者は、それぞれ関節リウマチ901例、全身性エリテマトーデス 135例、シェーグレン症候群 165例、ANCA関連血管炎91例、サルコイドーシス31例で、生物学的製剤使用患者はリウマチ患者の30%、メトトレキサート使用患者は65%でした。
POINT2.充実した指導体制。リウマチ専門医の有資格者は4人

鈴木
徐々に、スタッフの指導体制が充実してきました。現在、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医の資格を有する4人の常勤医師(うち1人は総合内科所属、2人は日本リウマチ学会指導医)と、リウマチ志望の専攻医(後期研修医)1人が、ローテーターである初期研修医、他科志望の内科専攻医といっしょに質の高い医療を追求し、日常診療に精力的にたずさわっています。
POINT3.内科専門医の取得に必要な症例経験を積める!

鈴木
これは膠原病科に限ったメリットではないのですが、三井の内科専門研修では、サブローテート方式を採用しており、専門研修1年目は、循環器内科、消化器内科をはじめとした内科各科をローテーションし、内科医として幅広い知見を取得することとともに、内科専門医の取得に必要な幅広い症例経験をなるべく早い時期に積むことをめざします。
POINT4.積極的な超音波検査を多数経験できる

鈴木
PoCUS (Point of Care UltraSound)に非常に力を入れており、関節超音波(日本リウマチ学会認定登録ソノグラファーが3名在籍しています)はもちろんのこと、脊椎関節炎の腱付着部炎、シェーグレン症候群やIgG4関連疾患、サルコイドーシスにおける唾液腺病変、巨細胞性動脈炎における動脈病変、強皮症をはじめとする皮膚病変などの超音波診断に積極的に取り組んでいます。2018年度の関節超音波件数は512件でした。
POINT5.総合内科との関係が密なためさまざまな症例を診られる

峯村
総合内科と合同で外来・入院診療に従事しており、老年医療や不明熱、感染症疾患など、膠原病科だけではカバーしきれない疾患群に対しても外来・入院診療をする機会に恵まれています。総合内科とは、毎週、合同カンファレンスや抄読会を行っており、総合内科と膠原病科のハイブリッド研修も可能です。
POINT6.目玉!研修医の希望をかなえる「ハイブリッド研修」

鈴木
通称「ハイブリッド研修」は、偶然の産物でした。増田先生という専攻医の先生が膠原病を主としてやりたいけれども総合内科の知見を深めたいと希望されたので、その希望に合うような研修プログラムをつくったのです。

峯村
増田先生自身、本当に意欲的で、もともと総合内科教育がすぐれていることで有名な大船中央病院で初期研修を積んでいらっしゃったので、それを基盤として膠原病領域の研修を深めたいという気持ちはよく理解できました。鈴木先生から当科部長の中島先生に、2科で協働して独自の研修プログラムをつくりたいとお話をいただいたときには、もちろん私ももろ手を挙げて賛成しました。

増田
当初、自分の希望を盛り込んだオリジナルなプログラムを組んでもらえるのか半信半疑だったのですが、本当にできたときには驚きしかありませんでしたね。今は、自分のやりたいようにやらせていただいている感じです。

鈴木
ハイブリッド研修は非常にうまくいっていて、今後、当科のひとつの「ウリ」になっていくと思います。総合内科をやりつつ、リウマチ専門医の取得を目指すとか、膠原病科で研修を受けているけれども、総合内科的なマインドを忘れたくないという先生は、世の中にいっぱいいますから。そういう人たちにとって、ハイブリッド研修は間違いなく役に立つでしょう。
POINT7.三井は循環器だけじゃない!大いに成長したい人集まれ

増田
当科は症例数の多さからその内容もバラエティーに富んでおり、東京の中心地に位置することからも学会や研究会の発表の機会が豊富です。病院全体として学術的な雰囲気もあり、院内では多くのジャーナルも閲覧可能です。もちろん学会発表や論文執筆に関しても上級医よりきめ細やかな指導を受けることができます。興味を持った方は、ぜひ見学に来てください。

峯村
私が医学生だったころから、三井記念と言えば、循環器に強い病院ということで知られていました。したがって循環器志望でなかった私は、研修先の選択肢に三井記念を入れませんでした。ただ、実際に当院で働くようになって、確かに循環器にとても強い病院なのですが、循環器を志していない医学生にとっても、上級医の熱心な教育指導のもと、密度の濃い充実した研修を短期間で非常に効率良く積める病院だと分かってきたのです。私が仮に医学生や研修医の時期に戻って研修先を選ぶとしたら、きっと当院を第一希望にします。

鈴木
当科は、とにかく議論が活発です。若手の先生と中堅の先生、上級医とがしっかりと話をする機会がたくさんあります。そうしたコミュニケーションによって、たぶん座学以上のものを身につけることができるんじゃないかと思っています。オープンな雰囲気の中、大いに語り、大いに議論し、大いに成長したい研修医の方の応募をお待ちしています。