教育研修部長メッセージ
当院の理念は、「『臨床の三井』として安全で質の高い医療を実践し、社会に貢献する」ことです。臨床研修では、高い臨床能力を持った、患者さんの全体を診ることができる医師を育てることを目標にしています。専門性を高めることも重要ですが、一臓器を診るだけでなく、患者さんを全人的に診療できるジェネラリストとしての能力も兼ね備えた医師を育てたいと願い、研修プログラムを作成しました。
当院では、多彩な疾患を診療できるだけでなく、若手医師も様々な手技や手術を経験することができます。また、診療科間の垣根が低く、容易に他診療科へのコンサルテーションが可能です。各分野の専門医には、教育に熱意のある者が多く、その内容が集約された「内科レジデント実践マニュアル」(文光堂)は、1989年の初版刊行以来30年を超えて版を重ねています。
新専門医制度への対応や、研修期間中のバックアップも万全です。専門医資格取得に必要な症例、学会発表などを不足なく経験できるのはもちろん、指導医による症例要約作成の指導も行っています。年に数回開催される研修・専攻管理委員会では、指導医が研修上での問題点を共有します。さらに教育研修部のスタッフが入職4か月後に研修医全員にヒアリングを行い、必要時には迅速な対応ができるシステムになっています。研修中には精神的、肉体的に辛い局面もあるかもしれませんが、全力でサポートします。
当院の研修プログラムには長い伝統があり、研修を終えた多くの先輩が、医療や医学研究の第一線で活躍しています。自主性と高い意欲をもった方をお待ちしています。ぜひ私たちと一緒に頑張りましょう。