初期研修に関するQ&A

不安なことや確認したいことなど、医学生の方から比較的多くいただく質問事項をまとめました。当院を研修病院として選んでいただくさいの指標となれば幸いです。

Q.どのくらいの手技を経験させてもらえるのでしょうか?

当院では末梢静脈のライン確保をはじめ、動脈穿刺、中心静脈カテーテル挿入、胸腔穿刺、腹腔穿刺、腰椎穿刺、骨髄穿刺、胃管挿入などの侵襲的な手技を積極的に経験でき、2年間の研修期間を終えたときには、手技を単独で行えるだけの経験が身につきます。また、人工血管の練習機器「YOUCAN」など、手技練習用シミュレーション機器も複数あります。

Q.救急医療をどのくらい経験できるのでしょうか?

2年間の研修期間中に、内科系、外科系ともに1年目は2か月、2年目は1か月、救急部門のローテーションがあります。この間は病棟業務から離れて救急センター医師の指導のもと、救急外来で救急搬送患者の対応にあたります。

2年目からは病棟当直に入り、救急搬送患者の入院に際し、初期治療を担当します。当院の年間の救急車受け入れ数は約3,000件、日勤帯の救急入院患者は1日4~10名程度ですので、予定入院患者だけでなく十分な数の救急入院患者を受け持つことができます。

Q.初期研修終了後の進路は?

当院では、後期研修が可能です。外科は基本、初期・後期5年間一貫した教育プログラムが組まれています。内科の場合は初期研修から後期研修へ進む際には、面接を受けていただきます。内科・外科とも後期研修医の空きが出た時のみ外部からの募集を行います。

内科後期研修では、1年目は初期研修で不足している内科全般の研修に力を入れます。2年目以降は内科の各専門領域の入院診療、検査、治療等の経験を積み、総合性と専門性を兼ね備えた内科医を育てることをめざします。

外科後期研修では、外科専門医の取得に向け、3年目から呼吸器・循環器・消化器・乳腺内分泌をそれぞれ一定期間ローテーションします。また、小児外科・外傷手術など、当院で経験する機会のない症例については外部協力医療機関で研修を行います。

後期研修終了後は、引き続きフェローとして当院に勤務する、臨床系の大学院に進学する、がん専門病院など専門に特化した他病院に就職、また海外留学する、などの進路を選びます。

Q.学会発表の機会はあるのでしょうか?

研修プログラムの一環として、2年目の12月に「研修医症例発表会」を実施します。それまでの研修期間を通じて経験した症例や研究について発表することによって、自身の診療活動や研究内容を振り返り、当院における研修期間の自己評価につなげることを目的とするもので、病院内の大ホールを使用し、学会発表さながらの運用で実施します。

また、研修期間中に学会発表に値する症例を受け持った場合は、積極的に症例報告していただきます。そのため、普段から週1回、学会発表に準じた形でのプレゼンテーションを行います。また、週1回の論文抄読会では15分以内に欧米の一流誌に載った原著論文を要約して発表する機会を設けており、論文を正確に読んで手際よく発表するトレーニングを積むことができます。初期研修医でも学会の地方会などで発表の機会があるほか、重要な症例は筆頭著者で英語論文の形でまとめるところまで指導しています。

Q.職員用の寮はありますか?

病院から徒歩5分ほどの距離に1Kの独身寮があり、研修医は原則入寮していただきます(月40,000円の自己負担あり、最低3ヶ月以上入居)。

約9畳ある広々とした居室。カーテンつき
居室や廊下にたっぷりの収納スペース
キッチン
浴室

また院内には、売店、レストランのほか、食堂もあり、スーパーやコンビニも近く、生活するのにはとても便利な環境です。

東京スカイツリーをのぞむ食堂
定食の例

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