呼吸器内科プログラム
目的と特徴
後期臨床研修(シニアレジデント:4〜5年目)の呼吸器内科コースでは、内科シニアレジデントプログラムに即し、初期臨床研修および後期研修1年目(通算3年目)で培われた診察能力をさらに向上させ、広く内科全般の診療を継続発展させるとともに、順次呼吸器疾患の診療と臨床研究に重点を移し、総合内科専門医のみならず、呼吸器専門医の取得も視野に置いた呼吸器領域全般の研修を行います。
内容
病棟業務
シニアレジデントの4年目から主に呼吸器内科の入院患者を担当します。ただし、内科全般の入院患者も一部担当することがあります。
外来業務
内科の割り当てに沿って、内科初診および再診外来に当たります。
当直業務
月に4~5回程度担当します。
検査
気管支鏡検査(週1回)-超音波気管支鏡(EBUS)を含む。カンファレンス:呼吸器内科カンファレンス、内科症例検討会、呼吸器合同症例検討会(以上毎週)、月1回の呼吸器系Cancer Board、年数回のCPCなどに参加し、症例の提示、診断や治療方針の決定に関わります。学会参加:日本呼吸器学会関東地方会、日本内科学会関東地方会などで症例報告を行います。
到達目標
- チーム医療の一員としての役割を担います。
- 常に患者と向き合い,相互の信頼の上に医療を展開して行きます。
- 外来診療や当直業務を通じて、内科全般に通じた医師としての診察能力を身に付けます。
- 呼吸器疾患全般について基本的知識を修得し、適切な診断および治療ができるようになります。
- 気管支鏡検査、胸腔ドレナージ、胸膜生検などの手技を身に付けます。
- 気管内挿管・人工呼吸管理の手技と知識を修得します。
- 肺癌・悪性胸膜腫に対する化学療法を修得し、緩和ケアや疼痛コントロールのエッセンスを身に付けます。
- 後輩医師の教育において、適切な指導を行える能力を身に付けます。