初期研修について
1.はじめに
2.初期研修プログラム
三井記念病院の初期研修プログラムは、それぞれに設定されたメインの診療科を重点的に研修するほか、内科、外科、救急、地域医療、産婦人科、小児科、精神科、病理診断科など幅広く研修を行います。2年間の初期研修から3年目以降の後期研修へと、5年間以上をかけ医師としての基本的な知識・技術を習得するように意図されています。小児科、精神科、地域医療など当院だけでは十分な研修が期待できない必修科目の分野については、協力型病院・施設と連携して研修の充実を図ります。
各研修プログラムの内容については以下に記すとおりです。
プログラムA:外科重点コース(募集定員:5名)
外科は必修科目とし、小児科、精神科、産婦人科のいずれかひとつを選択必修科目として1か月研修します。また、外科②をローテーション中に病理診断科を選択することが可能です。
プログラムB:内科重点コース(募集定員:5名)
外科2か月、産婦人科1か月、麻酔科1か月を必修とし、精神科、小児科、内科のいずれかひとつを選択必修科目として1か月研修します。また、選択した内科をローテーション中に病理診断科を研修することが可能です。
プログラムC:産婦人科・泌尿器科重点コース(募集定員:2名)
外科3か月、産婦人科を必修(産婦人科を選択した場合は8か月、泌尿器科を選択した場合は1か月)とし、精神科、小児科のいずれかを選択必修として1か月研修します。また、産婦人科、泌尿器科②をローテーション中に病理診断科を研修することが可能です。
3.研修医の育成をサポートするプログラム
・新人研修プログラム
入職時には、初期臨床研修を始めるにあたってのオリエンテーション、学生から社会人へのマインドセット、多職種とのチームワーク、医療安全と感染制御に関する知識の習得などを目的として、約50時間(10日程度)の新人研修プログラムを設定しています。
また、当院内科が編集してロングセラーとなっている『内科レジデントマニュアル』(文光堂)を研修医全員に配布し、個々の日々の成長に役立てています。

・研修医チュートリアル
「研修医チュートリアル」という名称で、新人研修終了後の原則毎週木曜日に、初期研修医を対象とした勉強会を実施しています。各診療科医師を講師とし、さまざまな側面から治療法・手技などのレクチャーを受けることができます。


・メンター制度
医師として長いキャリアを持つ医師が、初期臨床研修医の「メンター」として、助言とサポートを行います。メンターは初期臨床研修医と信頼関係を保ちながら、1対1での継続的なコミュニケーションのなかで、仕事や諸活動、さらに精神的な成長を支援していきます。
上長や先輩医師が臨床の指導を行う一方、メンターは、研修終了後の進路や医師としての生き方の方向性を示したり、相談相手にもなったりと、臨床指導とは別の視点で研修医をサポートする役割を担っています。
研修医は、候補者のなかからメンターを自由に選択できます。また、1年ごとに異なるメンターを選択することが可能です。
・研修医症例発表会
2年目の12月に、それまでの研修期間を通じて経験した症例や研究について発表する機会を持ちます。自身の診療活動や研究内容を振り返り、当院における研修期間の自己評価につなげることを目標とするもので、院内の大ホールを使用し、学会発表さながらの運用で実施します。
過去の演題例
「皮下局所的アミロイド沈着によるinsulin ballの症例」
「静脈優位の肉芽腫性血管炎を来した腹膜炎1例」
「左胸腔内巨大腫瘍を呈した骨外性骨肉腫の一例」など。




